肩の痛み、肩こりの見分け方|肩上方部(棘上筋編)

肩こり、肩の痛みについてお話させて頂きます!

飯能市にある「ゆあ整骨院」の髙橋です(^^)/

本日は肩コリ、肩の痛みの中でも「上方部」の個所の棘上筋についてまとめさせて頂きます!

肩の痛みやコリに悩まれている方は勿論、そのような患者様をお抱えの治療家の方にも読んで頂き、確認して頂ければ幸いです(*^^*)

●棘上筋部

肩こりや肩の痛みの中でも多くいらっしゃる肩上方部の痛みの解説をさせて頂きます。

1、どうすると痛む?肩関節上部組織(棘上筋)のストレスのかかり方

肩関節は気を付け姿勢(上肢下垂時)で上肢の重みにより、常に引っ張られる力(伸張ストレス)が働きます。

右手を左肩に乗せる姿勢(肩関節内転)時には、肩の関節内の腕の骨(上腕骨頭)の運動は下方に転がるように動きつつ上方に滑り上がります。その時に上方へ滑らず、肩が下に落ちる形になると肩の上にある組織に伸張ストレスが働きます。

肩を上げる動作では、肩関節に付着する軟部組織(筋、腱、靭帯、関節包など軟らかい組織)が、肩甲骨の骨(肩峰)に滑り込む様に作用し圧迫(圧縮ストレス)されます。そして、物を投げる動作のように大きく動かすと、互い違いの力(剪断ストレス)が働きます。

ここがポイントで、肩の動きを見る際、骨頭の転がり動作だけでなく滑りがちゃんと作用しているかどうかを見れるかどうかが重要です。

伸張ストレスにより痛みが出ている場合は、「棘上筋」「棘下筋」「肩甲上神経」のどれかが障害を受けている疑いがあります。

圧迫ストレスや、剪断ストレスでも痛みが出る場合「肩峰下滑液包」の障害も疑えます。

上記の事を踏まえ、検査しどこにどのような問題があるのか精査するかしないかが、重要になります。

テストをせずに、細かい見極めをせずに行う施術は、初回の効果は高くてもその後の施術効果が得られずダラダラ通院しなくてはならない方を増やします。

2、痛みの原因を見極めるテスト方法!

僕たち柔道整復師が、やらなくてはならないテスト法をお伝えいたします(^^)/

是非、肩に違和感のある皆様も読みながら行ってみてください。

只今通院中の患者様で、初めて行うテスト方法がある場合、要注意です!そこに通っていて思い描く改善はあるのかどうかよく見極めてください。

・ドロップアームサイン

姿勢:患者様は検査する腕を、先生役の方に腕がまっすぐ平行になるように外側に上げてもらいます。その際腕の重みを完全に預けていてください。その姿勢から、患者様はその位置を保つように保持し、先生役の方は支えの手を放します。

評価:その姿勢を保てない。痛みが出る。肩関節に詰まったような違和感。

説明:筋肉(棘上筋)の損傷があっても、関節が固まっていなければ他の方の助けを借りれば肩を上げることはできます。

しかし、自分の力で腕を水平で保つ動作は、棘上筋の損傷がある場合その張力に耐えられず下垂します。または棘上筋に痛みが発生します。

注意:アウターの筋肉(三角筋)が強い場合は、上腕の下垂、痛みが生じない場合があります。

感度は低く、特異度は高い為、テストにより陽性であった場合、棘上筋の損傷を疑います。

・エンプティーカンテスト

姿勢:患者様は肩を身体に水平になるように90度上げ、腕を伸ばしたまま手を親指が下に来るように内返しに捻ります。その姿勢のまま、先生役の方が腕を下げるように抵抗し、患者様はその力に負けないように姿勢を保ちます。

評価:腕を上げた状態を保持できるないか、痛みが出た場合陽性となります。

説明:肩を上げた状態で腕を内返しに捻ることで、他の筋肉の助けを受けず、棘上筋単体の筋力をテストできます。

注意:アウターの筋肉(三角筋)が強い場合、陽性反応が出にくい。ドロップアームサインより感度は高い

・フルカンテスト

姿勢:患者様は肩を身体に水平になるように90度上げ、腕を伸ばしたまま手を親指を上にしたままの姿勢をとります。その姿勢のまま、先生役の方が腕を下げるように抵抗し、患者様はその力に負けないように姿勢を保ちます。

評価:腕を上げた状態を保持できるないか、痛みが出た場合陽性となります。

説明:エンプティーカン同様ですが、親指を上に向ける(前腕回外位)ことにより、ほかの筋肉(上腕二頭筋)の補助を受けるため疼痛が生じにくくなります。

注意:アウターマッスル(三角筋)が強い場合痛みが発生しにくく、上腕二頭筋のかばい動作(トリックモーション)がある場合、上腕二頭筋長頭腱炎との鑑別が大事です。

以上のテスト法を組み合わせ、僕たちの疑いを確かなものに近づけていきます!

「この辺が障害されている疑いがあります。」から「ここに疑いがあります。」

まで縮めることができるんですね(*´ω`*)

さてさて、豆知識ですが「棘上筋」だけではなく「棘下筋」のテスト方法も組み合わせて行ってみてください!より疑いを狭くできます!

・エクスターナルローテーションラグサイン(棘下筋疼痛誘発テスト)

姿勢:肘をわき腹に付け、そのまま肘を90度曲げます。(小さく前習えの姿勢)その位置から、肘はおなかに付けたまま手を外側に持っていきます(肩関節外旋運動)。

その運動を自分の力でどこまで開くか?先生役の方がどこまで動くのか動かし、その角度がはどちらの方が動くのか調べます(自動運動、他動運動の評価)

評価:自分で動かして、先生に動かしてもらった角度まで開けなければ陽性。

説明:テストの姿勢から手を外側に返す動作(肩関節外旋運動)は、棘下筋と小円筋が大きく関係します。中でも棘下筋の方が小円筋より大きい為、特に主力筋と考えられています。角度の差は筋肉の出力に関係する為、確認する必要があります。

注意:このテストは特異度100%、感度が70%の為テストが陽性であったら損傷があると考えますが、陰性なのに損傷があることもあるので細かくチェックが必要です。

4つのテスト結果を複合し、以下の事が考えられます。

3、テスト結果から疑える症状

以上のテスト方法から「棘上筋」「棘下筋」の損傷、機能低下により考えられる代表的な障害を4つ挙げます。

①腱板構成筋の筋力低下

②肩甲胸郭関節の安定性の低下

③肩甲上腕関節の不安定性

④肩甲上腕関節上部の軟部組織の絞扼

以上4つの障害を疑い、そこからさらに病名を探っていきます。

ここまで探れ、肩の痛みやコリが「なぜ?」まで探れれば治療は簡単です(^^)/

まとめ

肩の関節の中でも特に障害の多い第二肩関節部について書かせて頂きました。

まださわり程度なのに内容は濃いですね…。

この単元では五十肩や四十肩も当てはまります。肩の痛みやコリは放っておいても良くなるケースはありますが、僕の見解だと放っておく事はギャンブルと同じように思います…。

私事ですがひと昔前の僕は、ここまで細かく検査しなくても何となくこの辺が悪いのではないか?と治療をしていました。しかし、患者様の初期症状は見違えるように軽減しても、「まだ違和感が残る」や「3週間開けると痛みだす」など、緩解に至らないケースがありました…。

原因を細かく探ることにより、ダラダラ通院させることが無くなってきましたね(*^^*)

是非治療家の皆さんは特に勉強を重ね一人でも多くの患者様を笑顔にさせてあげてください!

そして以上の事に当てはまる方は急いで最寄りの信頼できる先生に診てもらってください!

もし、信頼できる先生がまだ見つかっていなければ、飯能市の「ゆあ整骨院」に通う通わないを問わずアドバイスしますので遠慮なくお電話ください(#^.^#)

ゆあ整骨院

【電話番号】042‐980‐7041

【住所】埼玉県飯能市仲町14‐11

【営業時間】10時~13時 / 15時~20時

予約優先制 ※水曜日は「完全予約制」

【定休日】火曜、祝日

https://www.yua-seikotsuin.com/

ps.

フォースカップル機構は奥が深い!!

以上、髙橋がお送りしました!!

参考文献:運動機能障害の「なぜ?」がわかる評価戦略

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