痛みについての基礎知識①

人間が感じる最も不快な感覚といえば、痛みです。

痛いという感覚があるせいで、日常生活にも制限がかかり、そのせいで肉体だけでなく精神的にも大きな負担となってしまいます。

そんな痛みですが、実は一言で説明するには難しい感覚で非常に複雑です。

同じ痛いという単語でも、どういう痛みなのか?によって種類分けも出来ますし、それによってはすぐに良くなるのかどうかも変わってきます。

今回から数回に分けて、痛みについての基本的な知識をご紹介します(^ ^)

痛みとは?

普段からよく使う痛みとは一体何なのでしょう?

国際疼痛学会という機関では、痛みについてこのように定義をされています。

「実際に何らかの組織損傷が起こった時、あるいは組織損傷が起こりそうな時、あるいはそのような損傷の際に表現されるような、不快な感覚体験および情動体験」

(引用元:日本緩和医療学会

一言で言えば、不快な感覚ということですね!

たしかに痛いのが良い!という人は、恐らくいないと思いますし、痛い時というのは非常にナーバスになりますからね・・・・

痛みには種類がある!?

ここからが本題になりますが、痛みには種類があるというのはご存知でしょうか?

これは文献などによっても異なるのですが、大枠的には以下のように大別出来ます。

・侵害受容性疼痛

・神経障害性疼痛

・非器質性疼痛

漢字だらけで嫌になりますね(笑)それぞれの痛みには特徴があるので、そこの部分について触れていきたいと思います!

侵害受容性疼痛とは?

侵害受容性疼痛とは簡単にいうと、カラダに障害が起きた時・またはその危険性を持つ刺激が起きた時に感じる痛みをいいます。

人間にはいろいろな感覚を担うセンサーがあるのですが、そのなかでも侵害受容器と呼ばれるセンサーがあります。

これは何か刺激を受けた時に、カラダが危険だ!と判断すると、この侵害受容器という場所が興奮して神経線維にその情報を伝えます。

すると、それが脊髄→脳という順番で情報が伝わり、これは危険だ!と脳が判断すると、それを先ほどとは逆の経路を使ってここが痛い!という状態にします。

主に侵害受容性疼痛は2つあって、

・体性痛

・内臓痛

に分けることが出来ますが、これもまた細分化することが出来ます。

体性痛について

体性痛とは、痛みの部分がハッキリしていて、疼くような痛みや刺すような痛みを感じるのが特徴的です。

例えば、道を歩いていてつまずいた時に足をひねった時に感じる痛みは、体性痛になります。

体性痛は急性痛慢性痛(実は別ジャンルですが、解りやすいように一応同じカテゴリーに分けます)に分類できて、それぞれが違った痛み方をします。

急性痛の場合は、鋭くてズキズキするような痛み方をします。これはAδ線維という神経線維が担うのですが、この神経線維が興奮することでこのような痛み方をします(一次痛という)。

慢性痛の場合は、鈍く痛みの場所が広がるような不明瞭な痛み方をします。これはC線維という神経線維が担い、この神経線維が興奮することでこのような痛み方をします(二次痛という)。

一次痛 二次痛
ズキズキ、刺すような痛み、断定がし易い 鈍く広がるような痛み、断定が難しい
Aδ線維 C線維
高閾値侵害受容器 ポリモーダル侵害受容器

内臓痛について

内臓痛とは、内臓の疾患などによって起こる炎症が原因で起きる痛みを言います。

例えば、お腹が痛い時に感じる痛みは、内臓痛になります。

内臓痛の特徴は、締め付けられるような痛み+痛みの範囲が不明瞭な痛みが特徴です。

体性痛の痛みよりもハッキリしない痛みで、C線維という場所が興奮します。

体性痛との見分け方は、内臓痛の場合ジッとしていても痛みが出る(安静痛)ことで、内臓痛を感じた場合には医療機関での診察をまずはオススメします。

神経障害性疼痛とは?

大きなカテゴリー2つ目である、神経障害性疼痛についてご紹介します!

神経障害性疼痛とは、末梢神経(脳・脊髄以外)もしくは中枢神経(脳・脊髄)自体の機能障害が原因で、痛みの刺激が加わっていないにも関わらず、痛みを感じてしまう痛み方を言います。

神経の痛み方は、灼熱感だったり・電気が走るような痛み方が特徴的です。

神経障害性疼痛はとっても厄介なもので、神経自体の機能がおかしくなっているので、難治性に陥るケースが多いです。

椎間板ヘルニアや坐骨神経痛などの症状も、この神経障害性疼痛に含まれる(+侵害受容性疼痛)のですが、これを知るとなかなか症状が良くならないのも納得せざるを得ないですね・・・

まとめ

・痛みには種類がある

・侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛、非器質性疼痛の3つに大きく分けられる

・痛みは種類によって感じ方も違う

今回は侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛についてご説明させてもらいました。本来はもっと語ることがあるのですが、今回は割愛させていただきました(⌒-⌒; )

次回は非器質性疼痛についてご説明します!

次回の内容は日常生活的にも重要な内容になりますので、乞うご期待ください(^ ^)

濱口

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