前屈みで腰が痛くなる原因は?パート3

前屈みで腰が痛いシリーズのパート3です!

だいぶ更新をサボってしまいましたが、今回で一応最終回です。

前回の圧縮ストレスが原因で起こるタイプについて掘り下げました(前回の記事は、前屈みで腰が痛くなる原因は?パート2)。

今回は剪断ストレスが原因で起こるタイプについてご紹介したいと思います!

剪断ストレスによる腰の痛みとは?

そもそも剪断ストレスによる腰の痛みとは何なのでしょう?

これは骨盤にある仙腸関節と呼ばれる部分に、互い違いの力が加わることで、痛みを引き起こすタイプの痛みになります。

(1と2の間に出来る関節が仙腸関節です)

これは臨床上よく出会うタイプの腰痛で、多かれ少なかれ腰痛をお持ちの人は、仙腸関節にストレスが加わって痛みを引き起こすことが多いです。

剪断ストレスが加わる原因は?

では、どうして仙腸関節に剪断ストレスが加わってしまうのでしょうか?

これは仙腸関節自体の働きに実はヒントが隠されています。

仙腸関節というのは、重力や上半身からの負荷を吸収して、力を逃す働きを持っています。

つまり、カラダの防御装置とも言える場所になります。

ということは、健康な人(痛みが出ていない人)でも、仙腸関節には常に負荷が加わっているということになります。

なので、そもそもが痛みを引き起こしやすい場所であるといっても過言ではありません。

しかし、全員が全員腰の痛みを訴えているわけではありませんよね?

これに関して言うと、仙腸関節を安定させるための筋肉がしっかり働いているか?というのが重要になってきます!

仙腸関節を安定させる筋肉とは?

ざっくり言うと、インナーマッスルと呼ばれる筋肉になります。

インナーマッスルとは、関節を安定させたり、アウターマッスルの補助をしてくれる筋肉を言います。

インナーマッスルが弱いと、関節を不安定にさせてしまうので、余計な筋肉の緊張を生んでしまうので痛みの原因に直結してしまいます。

ですので、このインナーマッスルと呼ばれる筋肉をしっかり使えるようにすることが大切なのです!

その中でも特に重要なのが、多裂筋(たれつきん)という筋肉です!

多裂筋とは?

(引用元:整体院Refuge

多裂筋とは、背骨にくっ付いている筋肉です。

多裂筋は、1つ1つの筋肉自体はとても小さいのですが、背骨全体にくっ付いている筋肉なのでとても重要な筋肉なのです。

多裂筋が両方同時に働くとカラダを後ろに反らせたり、片側だけが働くとカラダを捻る(回旋)などの働きを行います。

骨盤自体を安定させる筋肉は多裂筋だけではなく、回旋筋や腹横筋・腹斜筋群・脊柱起立筋群・骨盤底筋群などの筋肉が絶妙なバランスで協調して、骨盤を安定させると言われています。

どうして多裂筋がそんなに大事なの?

では、どうして多裂筋がそんなに大事なのでしょう?

それは、多裂筋は形状的にも意外と大きい(腰部多裂筋は特に)のと、腰回りの安定をさせる筋肉自体が多裂筋と胸腰筋膜という膜組織に依存する傾向があります。

つまり、腰回りの安定化に対しては比重がかなり大きいということになります!

本来であればカラダを後ろに反らせる作用があるので、カラダを反ると痛い時の原因として考えられやすいのです。

しかし、筋肉は伸びたり縮んだりすることで関節を動かすので、作用する働き以外でも伸ばされながら縮むという作用も行います(遠心性収縮またはエキセントリック収縮とも言います)。

前屈みをする時の多裂筋の状態は、まさに伸ばされながら縮むという動きをするので、多裂筋自体が働いていないor固すぎて滑走性がないと、腰椎や骨盤(仙腸関節など)が安定しない状態になるので痛みとして症状が出てしまうのです。

要は仙腸関節にかかる剪断ストレスは、多かれ少なかれ多裂筋の安定化がなくなることで起こされやすくなってしまうということです。

多裂筋に問題がある時の見分け方ってあるの?

では、多裂筋に問題があるかどうかを自分で見分けることは出来るのでしょうか?

これは他覚的な評価が1番分かりやすいので、自覚的に調べる方法では信頼性や妥当性が少なくなるのは免れません。

ただ、簡単な指標としては、背骨のすぐ横にある筋肉がガチガチに硬かったり、片方だけ変に盛り上がっていれば多裂筋に何かしら問題がある可能性が高いです!

あとはカラダを反らす動作が硬いというのも、多裂筋がうまく働けていない証拠でもあります。

本当に簡単な指標ですが、こんな感じで調べることは可能ですね!

自分で何かできることはある?

多裂筋はストレッチをやって伸ばすよりも、使い方を覚えさせる方が重要な筋肉になります。

なのでトレーニングを行うのが良いかと思います!

しかし、本当に多裂筋が原因で仙腸関節の剪断ストレスが起きているのか?というのは、専門家の指示を仰いだほうが良い場合が多いです。

単なる多裂筋の筋力低下くらいであれば良いのですが、神経自体の問題や内臓の病変が原因で痛みが起こるケースもあります。

ですので、まずは医療機関で診察をしてもらって、病気がないかを調べたほうが良いでしょう。

よく患者様から言われるのが

「病院に行っても良くならないから行かない!」という方が多いです。

確かにシップや痛み止めの処方で経過観察という流れが多いので、行っても良くならないと考えてしまうお気持ちは分かります。

ただ、お医者さんは”命”に関わる重病や、死に直結するような外傷を扱いますし、血液検査や画像診断はお医者様にしか出来ません。

ですので、僕たちが扱っている分野よりも遥かに高度な医療を提供する立場なのです。

そして、まずはカラダに異常がないか?を調べるところから始まるのが医療なので、原理原則に則ったほうが間違いないです。

ちょっと話は脱線しましたが、大事なことなのでお伝えすることにしました。

まとめ

・剪断ストレスが起こるのは仙腸関節

・剪断ストレスが起こる原因は、多裂筋にあることが多い

・まずは異常がいないかを医療機関で調べた方が良い

今回で前屈シリーズは終わりますが、また何か有益な情報が見つかり次第、追記したいと思います!

濱口

p.s. 当院の情報をもっと知りたい方は、こちらをご覧ください!

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