腰痛の時に湿布は必要?不要??

腰が痛い時に湿布を貼る。

これは患者さんからもよくお聞きしますし、実際に僕もやっていたこともあります。

そんな腰痛と湿布ですが、実際のところ効果はあるのでしょうか?

今回はそんな腰痛に湿布は必要?それとも不要??について書こうと思います!

湿布って何なの??

よく口にする湿布とは一体何者なのでしょう??

Wikipediaではこのように紹介されています。

湿布(しっぷ)とは、ある程度の水分を含んだ布を意味し、主に物に効果を与えるために貼って用いる。

(引用元:Wikipedia

ここで使われている湿布は、医薬品成分を含んでいない湿布をさしています。

では、医薬品として使われている湿布は、どのようなものなのでしょう?

大別すると、温湿布と冷湿布の2種類に分けられる。主に筋肉の緊張を和らげる目的で用いられる他、打ち身・ねんざや皮膚病などの治療のために使用されるものもある。水分が多いため肌への密着度が高く、薬効成分が効率的に浸透する。布の部分はその薬部分を保護して貼ったままでの活動を容易にし、長時間の保持にも役立つ。

古くには、馬肉のスライスが打ち身などに効く湿布として用いられたり、練った生薬を布に塗布して肌に貼ったりしている。現代でもそれは行われているが、市販品としては腰痛や肩こり・筋肉痛の緩和のための湿布薬が普及している。

(中略)

冷湿布(英: Cold Patch):主に炎症・痛みの抑制・治療を狙ったもの。筋肉痛や肩こりなど、急性の痛みの緩和に効果的。

温湿布(英: Thermal Patch、英: Heat Patch):主に血行の改善を狙ったもの。

(中略)

第二世代の湿布とはイブプロフェン(ブルフェン®、エスタックイブ)、ジクロフェナク(ボルタレン®)、インドメタシン、フェルビナク、ケトプロフェンなど、強力な消炎鎮痛剤 (NSAIDs) を配合したもの。炎症の四徴の内、発赤や熱感は、ヒスタミンやセロトニンによって引き起こされるので、NSAIDsは、著効しない。適切な時に使用すれば、強い鎮痛作用がある。痛みの原因が筋肉疲労でない場合は、原因疾患の治療が必要である。

(引用元:Wikipedia

超簡単にいうと、

・温湿布と冷湿布の2種類存在する

・ケガなどで炎症のある時は冷湿布、筋肉のコリなどには温湿布がいい

・第二世代の湿布は消炎鎮痛剤を配合し、ちゃんとした場面で使えば効果的

という感じのことを、Wikipediaは難しく説明しています(笑)

腰痛と湿布の相性は?

では本題に移ります。

腰痛の時に湿布を貼るのはどうなのでしょう?

結論から言うと、論文的には第一選択肢として使われているので、論文的に言うと効果は高いということになります!

腰痛診療ガイドライン2012というガイドラインには、「NSAIDs(消炎鎮痛剤、つまり第二世代の湿布など)は現在日本で腰痛に対してもっとも使用されている薬剤であり、急性・慢性いずれの腰痛に有効であると示されている」と書かれています。

これは日本だけでなく、医療先進国と言われるアメリカでも同じようなので、論文的に見れば効果が高いと言えますね!

しかし、ある問題が・・・

これを読まれているということは、湿布を使っているにも関わらず、腰痛がなかなか軽減されずに悩んでいるのではないでしょうか?

もし、湿布だけで腰痛が軽減するなら、僕らのようなコメディカルはいなくてもいいですからね(苦笑)

では、どうして論文では効果が高いと書いておきながら、湿布で腰痛が軽減されないのでしょう?

それは、湿布に限らず薬そのものが疾患を治すことが出来ないからなのです!

薬では疾患を治せない??

どういうことかというと、薬の目的というのは症状の軽減です。

風邪を引いた時を思い出して欲しいのですが、風邪薬を飲んで得られる効果って咳や鼻水を止めることくらいですよね?

湿布も同じで、結局のところ薬なので痛みを抑えることを目的として作られているので、疾患(ここでいう腰痛)を治すことは出来ないのです。

これは腰痛診療ガイドライン2012にも書かれていますが、欧米では「急性腰痛の初期ないしは慢性腰痛の憎悪期など疼痛の強い時期に限った短期間の投与が望ましい」と書かれています。

つまり、症状が強い時期には短期的な効果は望めるということになります。

非常に難解な感じがしますねε-(´∀`; )

結論

腰痛になって間もない時、急激に症状が悪化した時のみ、短期的な効果が見込める。

という感じの結論になります!

なので必要ないわけではないですし、かといって絶対に必要というわけでもないという優柔不断な答えになってしまいます(^^;;

使い時を間違えなければ、使っても良いと思うので、すっごく痛い時限定で使ってみてはいかがでしょうか(^ ^)?

濱口

p.s. 腰痛診療ガイドライン2012には、腰痛の様々な疑問が書かれていますので、興味のある方は見てみてください!→腰痛診療ガイドライン2012

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